
静岡県富士市のエフピー化成工業が開発・製造・販売する新素材食器ブランド「Mawal(マワル)」が、星野リゾートの新規オープン施設「LUCY尾瀬鳩待」「OMO7(おもせぶん)横浜」で採用されることが決定した。
木の繊維を高配合した次世代型新素材食器ブランド

「Mawal」は、木の繊維を高配合した次世代型新素材食器ブランド。植物由来のセルロースファイバー高配合樹脂を使用し、環境に優しいのが魅力だ。
石油由来樹脂の使用を大幅に削減するだけでなく、100%マテリアルリサイクルが可能な素材で作られており、“捨てる”ことを“捨てる”というブランドコンセプトを掲げている。
「Mawal」というブランドネームは、“まわる”=“循環する”から生まれた。合成樹脂メーカーであるエフピー化成工業は、この素材の良さを知ってもらいたいという強い思いと、生活の中の”捨てる”ものが少しでも減ることを願って、自社ブランドとして立ち上げた。

なお、Mawalは富士市CNFブランド認定品になっている。
美しいデザインと高い耐久性、地球に優しい素材が特徴
「Mawal」は、美しいデザインが特徴。使うほど愛着が湧くこだわりのフォルムと新しい質感で、和洋中どんな料理にも相性が良い。
さらに割れにくく、食洗機・つけ置き洗いが可能。高い耐久性で、子供にも安心だ。

また地球に優しい素材を使用しており、木から生まれ、また巡るという、100%リサイクルできるサステナブルな食器。原料であるセルロースファイバー複合樹脂は、マテリアルリサイクルが可能な次世代型新素材だ。
また、セルロースファイバーは天然植物由来であることから、生産、廃棄における環境負荷が小さく、リサイクルが容易な再生可能資源として注目されているバイオマス素材。自動車、機器装置、建材など様々な分野でへの普及が期待されている。
導入ポイントは「資源循環」と「サステナブルな素材」

「Mawal」を導入する「LUCY尾瀬鳩待 by 星野リゾート」は、9月1日に開業した。群馬県利根郡片品村に所在する。
「心揺さぶる山ホテル」をブランドコンセプトにしており、山の魅力に触れる裾野を広げ、機能面での6つのプロミスを備えた新ブランドだ。尾瀬散策の玄関口である「鳩待峠」に位置しており、宿泊することで心身ともに安心でベストな状態で尾瀬を散策する過ごし方を提案している。

同じく「Mawal」を導入する予定の「OMO7横浜 by 星野リゾート」は、2026年4月21日(火)の開業を予定している。神奈川県横浜市中区のJR関内(かんない)駅前にある、旧横浜市庁舎跡地を活用した開発プロジェクト「BASEGATE横浜関内(横浜市旧市庁舎街区活用事業)」内の施設だ。
日本の近代建築を支えた昭和を代表する建築家、村野藤吾氏が手掛けた旧横浜市庁舎行政棟をレガシーホテルとして活用。「気分上々、ハマイズム」をコンセプトにしている。
「Mawal」の導入に際し、星野リゾートの担当者は、次のようにコメントした。
「星野リゾートでは、Mawalの『資源循環の仕組み』と『サステナブルな素材』が製品に興味を持つきっかけになりました。最終的には空間に調和するミニマルなフォルムと、木製食器のような温かみのあるマットな質感、さらに食事提供の際に『落としても割れにくく、お客様にとっても使いやすい』という点が決め手となり、導入に至りました」
星野リゾートの新施設で、Mawalの食器のこだわりを感じてみてはいかが。
■MOMO7横浜 by 星野リゾート
所在地:神奈川県横浜市中区港町1丁目1番地1
■LUCY尾瀬鳩待 by 星野リゾート
所在地:群馬県利根郡片品村戸倉中原山898番14
エフピー化成工業HP:https://fp-chem.co.jp
(淺野 陽介)